​菊沢将憲インタビュー

ー演じたツカジについてー

 『ネズラ1964』では築地米三郎特技監督をモデルにしたツカジを演じているのですが、築地監督の「完成しなかった作品」というのは、作家にとって物凄く大きいことだと強く思います。
自分も映画監督をやっているので、この作品の意味をすごく大事に考えて演じました。

ーネズミの存在感ー

 とにかくネズミの存在感が半端ないですね。撮影は20匹程度でしたが、広いスタジオの片隅にいるだけで、異様な生命力のようなものを感じました。

ー撮影を終えてー

 横川監督のやり方は、彫刻を勉強していたからか、粘土をぶつけて形づくるような方法で撮影するので、本作は「造形」としての映画だと思います。自分の撮影はすでに終了したのですが、おそらく形づけていく段階で変化していき、再撮影もあると思います。ものづくりは変化していくことが大事なので、いいものになるまで全力で協力していきます。
そして、なによりも築地監督に捧げたいと思っていますので、ぜひ宜しくお願いします!

菊沢 将憲 (きくざわ まさのり)

特技監督であるツカジを演じる。


福岡県北九州市出身。
役者・劇作家・演出家として活動。
また、監督した映画『おーい、大石』が、ぴあフィルムフェスティバルに入選し映画監督としても注目を集める。

2018年『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』では、重要なカギを握る人物、枝正義郎役を演じた。

代表作:『わたしたちの家』『グッドバイ』『真っ赤な星』『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』